「インタビューしたのに欲しい情報が得られなかった…」そんな失敗の原因は、事前の「目的」と「ターゲット」の曖昧さにあります。ここが曖昧なままだと抽象的な意見しか集まらず、時間とコストを浪費してしまいます。
本記事では、インタビューで質の高い知見を獲得するための「フェーズ別の目的設定」と「適切なエキスパートの選定手法」をわかりやすく解説します。
この記事のポイント
- 目的とターゲットの明確化が成功の鍵
- 段階に応じたゴール設定でブレを防ぐ
- 最適なエキスパートを選定する方法
なぜ「目的設定」が最初にして最大の難関なのか?
インタビューの質は「何を明らかにするためのインタビューなのか」で決まります。そのため、目的が整理されていないと、以下のような問題が発生します。
- チーム内でヒアリングしたい内容の認識がズレる
- 相手(エキスパート)も「何を求められているか」分からず、話が噛み合わない
- インタビュー終了後、次のアクションにどう活かせばいいのか分からない状態になる
こうした事態を防ぐため、まずは自社の検討フェーズに合わせて目的を言語化しましょう。
プロジェクトのフェーズに応じた「3つの目的設定」
インタビューの目的は、自社プロジェクトの進捗段階に応じて大きく3つのフェーズに分類できます。自社プロジェクトの状況と「聞き出したいこと」を明確にすることが大切です。今どの段階にあるか確認して進めましょう。
欲しい知見を引き出す「エキスパート選定」
目的が決まったら、次は「誰に話を聞くべきか」を検討します。エキスパートは主に以下の3つの属性に分類され、それぞれ得られる情報が異なります。事前調査(Webサイトや業界本)で調べるべき基礎知識と直接聞くべき知見を分離し、インタビューの精度を高めましょう。
| エキスパート属性・具体例 | 主な目的 | 得られる知見 |
|---|---|---|
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業界の専門家
ex. 人事コンサル、HRアナリスト |
業界全体の構造と課題の全容を掴む
マクロ環境や中長期的な業界変化の俯瞰 |
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ステークホルダー
(決裁者・関係者) ex. 人事責任者、現場マネージャー |
意思決定プロセスと価値交換を理解する
導入動機やROIの判断基準・予算承認ルートの特定 |
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ユーザー
(エンドユーザー) ex. 新入社員、OJT担当メンター |
生々しい体験と個人の不満・課題を紐解く
日常業務の現場で起きているリアルな摩擦と感情 |
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サンプル数(実施人数)の目安
- toB(企業向け):3〜5社程度(複数社の共通点・違いを比較するため)
toC(個人向け):5人以上(属性による偏りを防ぎ、パターンの再現性を確認するため)
候補者選定チェックリスト
エキスパートを選ぶ際は、事前に以下のポイントをクリアしているかチームで確認しましょう。
- インタビューの目的は明確になっているか?
- その目的を達成するために「専門家・決裁者・ユーザー」の、どの立場の人に聞くべきか整理できているか?
事前調査(Webサイトや業界本)で調べるべき基礎知識と、直接聞くべき知見を分離できているか?
まとめ
インタビューの質は、事前の「目的設定」と「エキスパート選定」で決まります。自社のフェーズとインタビュイーを明確にし、質の高い知見獲得を目指しましょう。 なお、次のステップとなるインタビュー事前準備のガイドは11月上旬に公開予定です。公開まで今しばらくお待ちください。